金曜日夜の144MHzのロールコールは閑散とした2MしかもSSBなので良しとして、日曜日朝9時半の7MHzはそれなりに過酷です。
理由は二点と考えてます。1つはロールコールという存在を知らないか知りたくない人達がいること。2つ目は7MHzにおいける混信の価値観にずれがあり、共感されがたいことです。
ロールコールは、点呼ともいいますが、お互いに決めた時間、周波数でお互いの伝搬状況に近況を添えて報告しあうものと認識しています。QSOと異なり、複数の無線局が集まりますが、伝搬状況に左右される無線って、繋がる保証が無い世界なので、時間と場所を決めて待ち合わせます。当クラブの7MHzロールコールは昭和の時代から続き、帯域解放に伴って混雑の激しい旧領域から140に引っ越してきました。
ハード、ソフトの面で周波数を変更し難い局もおり、余り離れると、SWRが上がってしまい、本来の目的たる交信ができなくなるためです。
このため、140に先客がいらっしゃる場合、予め近くの周波数をワッチ、混信を確認してからロールコールを始めます。
さて、もう一方の7MHzという環境です。倍になったとはいえ、昔流行った144MHzや50MHzと異なり使える周波数は200KHzしかありません。新スプリアスの都合で無線機やアンテナを買い換えた人達や、設備を整え無線に戻ってきた人達を含めると、 7MHzはいつも人が一杯です。開いてるなと確認してから使い始めても、伝搬状況の影響を激しく受けるため、それまで届かない場所に届いたり、水平垂直のアンテナ特性や八木アンテナの指向性により、混信になることは、本当よくあることです。
更に、発射される電波そのものも、地デジや業務無線、FMと異なるSSBです。通信機も最新のICからトランジスタ、真空管を含め、すべてを容認しているのが、アマチュア無線の世界。
帯域や変調は何の要素で変化するのか、永遠のテーマだったりします。 戻って来るなと言うわけではなく、7MHzの文化というか、ルールと通信規則の解きほぐし方に疎い方、自己の価値観や環境に基づく主張や思考が絶対と思う方には、理解して頂き難いかもしれないですが、混信お互い様の寛容と理解がないと、7MHzでの運用は難しいかなとおもいます。
参加局:JR2VAZ,7L2AZC,JJ1HWQ
キー局:JH1GDW

