7/27 自宅からが一番楽だ

 調整されたアンテナ、出力の安定した無線機、エアコンのきいた室内での運用が如何に有り難いかを痛感しております。東京は昨日の隅田川花火大会で暑気を払いすぎてしまったのか、江戸じゃない武蔵国練馬は朝から快晴。洗濯物を干す気力もすっ飛ぶお天気ですが、7㎒のコンディションは今一つのまま

 9時半過ぎに岡崎の本多さん(JR2NRP)からチェックインがあったものの、45分過ぎには相互に入感しなくなっていました。その間も5分ぐらいで大きくコンディションが動いており、不安定な印象を受けました。晴れ空に照らされた太陽光発電は揺らぎがないようで、ある種一定の安定(してほしくもないが、不安定よりまし)なノイズを吐き出しており、表面温度が上がって不安定になる前にロールコールが終わったのはある意味行幸ともいえます。

 元気でバリバリな頃の会長の耳Sメーターはとても優秀で、片耳の鼓膜が殆ど震えないので、実質片耳だったけど、ノイズの海からQSOを拾い上げたり、混信のラッシュアワーな7.060㎒から仲間の声を引き出したりしてました。当時の会長の愛機はヤエスのFT-102で、送信ファイナルこそ真空管でしたが、受信部等はソリッドステートな構造でして、プリアンプによる増幅も、ノイズブランカ―の制御も中々に秀逸な機械でした。過去形で語らないといけないのが残念で、長年の会長によるヤニ害で今は半分機能していないですが、実家に行ったとき、時々火入れをしています。

 私の使っているTS-820およびその後継としてkenwood最後の真空管機830共々メータが1つで、ALCとプレート電圧をスイッチを切り替えて交互に確認し、出力を引き出していくというお作法が必要になります。102はメーターが2つしかも視認性が高い大きなメーターが据え付けてあり、比べてしまうとあっちのほうがとても扱いやすい機械です。そして私のTS-820にはデジタル周波数カウンタがない!その代わり1khz単位ではありますが針で直読み出来ます、、最近の7㎒ユーザーは周波数とか帯域とか厳しい人がいるので、iⅭ-705等で鳴き合わせを定期的にして、帯域や周波数を確認しながら使う分、正直気を使います。

 ただし、ファイナルはシングルなお陰か、ノイズが少なく耳触りの良いトリオサウンドが楽しめ、筐体もFT-102と比べると2割くらい小さく、何より軽いです。といっても10kg以上ありますが。。。。どちらがいい!というものではないですが、この無線機のまえがTS-520という昭和の名機なので、ちょっとばかり、ライバルのFT-102と名機として名高いTS-520そして私のTS-820の後継が最期の真空管機となるTS-830というラインナップにかこまれると、少々見劣りしちゃうかもです。

 無線機の写真はrigpicさんの画像を使わせて頂きました。

 参加局: